2000年代に入ると、朝青龍や白鵬をはじめとするモンゴル出身力士が土俵を席巻。
今回は、2000年代の優勝力士を一挙に紹介!
年 | 初場所 | 大阪 | 5月 | 名古屋 | 9月 | 九州 |
---|---|---|---|---|---|---|
2000 | 武双山 関脇 初 | 貴闘力 平幕 初 | 魁皇 小結 初 | 曙 横綱 10回 | 武蔵丸 横綱 8回 | 曙 横綱 11回 |
2001 | 貴乃花 横綱 21回 | 魁皇 大関 2回 | 貴乃花 横綱 22回 | 魁皇 大関 3回 | 琴光喜 平幕 初 | 武蔵丸 横綱 9回 |
2002 | 栃東 大関 初 | 武蔵丸 横綱 10回 | 武蔵丸 横綱 11回 | 千代大海 大関 2回 | 武蔵丸 横綱 12回 | 朝青龍 大関 初 |
2003 | 朝青龍 大関 2回 | 千代大海 大関 3回 | 朝青龍 横綱 3回 | 魁皇 大関 4回 | 朝青龍 横綱 4回 | 栃東 大関 2回 |
2004 | 朝青龍 横綱 5回 | 朝青龍 横綱 6回 | 朝青龍 横綱 7回 | 朝青龍 横綱 8回 | 魁皇 大関 5回 | 朝青龍 横綱 9回 |
2005 | 朝青龍 横綱 10回 | 朝青龍 横綱 11回 | 朝青龍 横綱 12回 | 朝青龍 横綱 13回 | 朝青龍 横綱 14回 | 朝青龍 横綱 15回 |
2006 | 栃東 大関 3回 | 朝青龍 横綱 16回 | 白鵬 大関 初 | 朝青龍 横綱 17回 | 朝青龍 横綱 18回 | 朝青龍 横綱 19回 |
2007 | 朝青龍 横綱 20回 | 白鵬 大関 2回 | 白鵬 大関 3回 | 朝青龍 横綱 21回 | 白鵬 横綱 4回 | 白鵬 横綱 5回 |
2008 | 白鵬 横綱 6回 | 朝青龍 横綱 22回 | 琴欧州 大関 初 | 白鵬 横綱 7回 | 白鵬 横綱 8回 | 白鵬 横綱 9回 |
2009 | 朝青龍 横綱 23回 | 白鵬横綱 10回 | 日馬富士 大関 初 | 白鵬 横綱 11回 | 朝青龍 横綱 24回 | 白鵬 横綱 12回 |
※赤字は全勝優勝
寸評
90年代の相撲人気をけん引した若貴ブームでしたが、2003年に貴乃花が引退したことで時代が一気に変わります。
それまでの外国人力士といえば、ハワイ出身の武蔵丸など巨漢力士がメジャーでしたが、2000年代を代表するのは、モンゴル出身の力士です。
とりわけ、2000年代で最も強く、話題の中心となったのは朝青龍でした。
2001年の貴乃花とのガチンコ相撲など、名勝負を繰り広げた実力者でしたが、2002年の九州場所で優勝してからは一気にスターダムに。
特に2005年にはすべての本場所で優勝する完全制覇を成し遂げ、最終的には25回の優勝を達成。
まさしく「向かうところ敵なし」でした。
そんな朝青龍と双璧をなしたのは同じくモンゴル出身の白鵬。
朝青龍との実力伯仲の相撲は迫力満点でした。
一方で、日本人力士では大関の魁皇や、千代大海、栃東も優勝を達成しましたが、モンゴル勢の牙城を崩すには至らず。
2000年代後半は、日本人力士の優勝はほとんどなく、モンゴル勢を中心とする外国人力士に角界は支配されたのでした。