白鵬が様々な優勝記録を打ち立てる「白鵬一強時代」に突入した2010年代。
しかし、終盤には稀勢の里をはじめ日本人力士が台頭し、群雄割拠の様相に。
今回は2010年代の優勝力士を一挙に紹介!
年 | 初場所 | 大阪 | 5月 | 名古屋 | 9月 | 九州 |
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2010 | 朝青龍 横綱 25回 | 白鵬 横綱 13回 | 白鵬 横綱 14回 | 白鵬 横綱 15回 | 白鵬 横綱 16回 | 白鵬 横綱 17回 |
2011 | 白鵬 横綱 18回 | 開催なし | 白鵬 横綱 19回 | 日馬富士 大関 2回 | 白鵬 横綱 20回 | 白鵬 横綱 21回 |
2012 | 把瑠都 大関 初 | 白鵬 横綱 22回 | 旭天鵬 平幕 初 | 日馬富士 大関 3回 | 日馬富士 大関 4回 | 白鵬 横綱 23回 |
2013 | 日馬富士 横綱 5回 | 白鵬 横綱 24回 | 白鵬 横綱 25回 | 白鵬 横綱 26回 | 白鵬 横綱 27回 | 日馬富士 横綱 6回 |
2014 | 白鵬 横綱 28回 | 鶴竜 大関 初 | 白鵬 横綱 29回 | 白鵬 横綱 30回 | 白鵬 横綱 31回 | 白鵬 横綱 32回 |
2015 | 白鵬 横綱 33回 | 白鵬 横綱 34回 | 照ノ富士 関脇 初 | 白鵬 横綱 35回 | 鶴竜 横綱 2回 | 日馬富士 横綱 7回 |
2016 | 琴奨菊 大関 初 | 白鵬 横綱 36回 | 白鵬 横綱 37回 | 日馬富士 横綱 8回 | 豪栄道 大関 初 | 鶴竜 横綱 3回 |
2017 | 稀勢の里 大関 初 | 稀勢の里 横綱 2回 | 白鵬 横綱 38回 | 白鵬 横綱 39回 | 日馬富士 横綱 9回 | 白鵬 横綱 40回 |
2018 | 栃ノ心 平幕 初 | 鶴竜 横綱 4回 | 鶴竜 横綱 5回 | 御嶽海 関脇 初 | 白鵬 横綱 41回 | 貴景勝 小結 初 |
2019 | 玉鷲 関脇 初 | 白鵬 横綱 42回 | 朝乃山 平幕 初 | 鶴竜 横綱 6回 | 御嶽海 関脇 2回 | 白鵬 横綱 43回 |
※赤字は全勝優勝
寸評
2010年早々に朝青龍が不祥事によって角界から引退。
そうなると、並び立つ横綱・白鵬を止められる力士はいませんでした。
2010年には前人未到の4場所連続の全勝優勝を達成、さらには2011年には7場所連続優勝(3月場所は八百長問題で中止でしたが)を達成、さらに歴代最多優勝記録などの様々な優勝記録を更新。
2020年現在に至るまで、地力で白鵬を打ち負かせる力士は、ほとんどいません。
そんな白鵬と2010年代の優勝を分け合ったのは、日馬富士、鶴竜、旭天鵬、照ノ富士などの同じモンゴル出身の力士やエストニア出身の把瑠都などの外国人力士。
日本人力士の優勝は2016年初場所の琴奨菊の優勝までゼロでした。
2010年代も、外国人力士が土俵を支配していたといっても過言ではないでしょう。
しかし、日本人力士も少しずつ力を付けはじめます。
2017年には稀勢の里が2場所連続優勝を達成し、横綱に昇進。19年ぶりの日本人横綱の誕生に日本中が期待を寄せました。
2018年以降は御嶽海や貴景勝、朝乃山など若手の若手の日本人力士が優勝するなど、少しずつ角界の様相に変化が出てきました。