大相撲:豊ノ島のプロフィールを紹介!【ハンデを覆した偉大な小兵実力者】

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豊ノ島の基本情報

四股名豊ノ島 大樹
本名梶原 大樹
生年月日1983/6/26
身長170㎝
体重145㎏
出身地高知県宿毛市
出身校宿毛高校
所属部屋時津風部屋
得意技左四つ、寄り切り、下手投げ
初土俵2002年初場所
十両昇進2004年5月場所
初入幕2004年9月場所
最終場所2020年3月場所
最高段位関脇
通算成績493勝524敗48休
受賞歴殊勲賞3回
敢闘賞3回
技能賞4回
幕内在位71場所

豊ノ島の強さについて

小兵ながら度胸満点の相撲で関脇まで昇進

豊ノ島は四つ相撲を得意としており、決まり手としては投げ技・寄り切りが多く、相撲のだいご味を感じられる正統派の相撲を見せてくれる力士でした

豪快な首投げで白鵬から勝利を奪う豊ノ島

スタイルとしては169cmの低身長を活かし、立ち合いから一気に相手の懐に潜り込み、まわしをつかんで勝負を決める速攻相撲を持ち味としていました。

通常、低身長の力士は立ち合いで相手をかく乱したり、特殊な技で翻弄するものですが、豊ノ島の相撲は真っ向勝負そのもの

現役時代は、立ち合いの変化は一切使わず、正面から大男とぶつかり合って幕内で戦い抜いたことも評価されており、三賞の常連でもありました

また戦績も素晴らしく、2010年九州場所で優勝次点、関脇昇進と優れた実績を残しています。

入門時は体格面で不合格になり、第二検査でなんとか合格

豊ノ島は、地元の高知・宿毛高校で国体優勝などの実績を残したことで、角界入りを決意するも、新弟子検査では身長が足りずに不合格となってしまいます

その後、体力検査である第二新弟子検査でなんとか合格し、時津風部屋に入門するなど波乱のキャリアスタートとなります。

しかし、入門後から豊ノ島は目覚ましい出世を見せます。

2002年に初土俵を踏むと、2004年大阪場所で十両に昇進し、さらに同年9月場所で幕内まで出世。

豊ノ島は第二検査通過者としては初の関取・幕内力士となり、大きなサプライズとして迎えられました。

その後は、体力不足などで幕内で苦しむこともありましたが、先述の通り優勝争い・三役昇進など、小兵ながら強烈な存在感を放つ力士として認められる力士でした。

アキレス腱断裂の大ケガから幕内復活を果たす

33歳とベテランに差し掛かった、2016年の名古屋場所直前の稽古で、豊ノ島をアクシデントが襲います。

同じ時津風部屋一門の逸ノ城との稽古をしているときに、アキレス腱を断裂し、そのまま入院。

当時幕尻に近い番付だった豊ノ島は休場が続き幕下まで番付を落としてしまいます

その年の11月の九州場所でスピード復帰を果たし、その後2場所連続で勝ち越しを決めたことで幕内復帰が期待されましたが、ふくらはぎのケガなどで休場・負け越しが続き、現役続行が危ぶまれます。

しかし、ストイックに稽古に打ち込み、ケガを克服すると2018年の9月場所で幕下で勝ち越しを決めて十両に復帰

その後も、十両で2ケタ勝利をあげるなど完全復活を果たし、2019年3月場所ではついに幕内に復帰し、大きな話題となりました

幕内復帰後は、老獪な相撲で勝負するも、徐々に成績を落とし、2020年3月場所で幕下で負け越したことで引退を決意しました。

親方として

現役引退後は、年寄名跡”井筒”を襲名し、時津風部屋つきの親方に就任。

現役時代にいろいろなハンデ・苦難を乗り越えた経験を活かし、後進の指導に当たっています。

特に、技術面の指導が期待されているようです。

豊ノ島のキャラクター・逸話

琴奨菊は高校時代からのライバル!

同郷・高知の琴奨菊は、高校時代からのライバルです。

幕内に上がってからも何度も直接対決が組まれ、特に琴奨菊が初優勝を飾った2016年初場所では、唯一琴奨菊に土をつけ、敢闘賞を受賞しました。

優勝した琴奨菊に土をつけた豊ノ島

また、豊ノ島は自身の引退の際にも「もう一回琴奨菊と当たりたかった」と語るなど、地元のライバルには、並々ならぬ思いを持っていたようです。

カラオケ好きで歌唱力も抜群

豊ノ島は、ひょうきんな性格でバラエティー番組でモノマネを披露したり、歌を披露するなど多趣味な一面を持っています。

特にカラオケは趣味としており、家族でもよくカラオケに行くようで自身の歌声には自信を持っているよう。

モーニング娘と一緒にダンスし、歌う豊ノ島

相撲協会のYouTubeチャンネルでも、素晴らしい歌声を披露するなど、歌唱力の高さが評価されているようです。

1番を琴奨菊、2番を豊ノ島が歌っています。
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