本場所ではテレビ中継との連携もあるため、1日の間のスケジュールがすべて分単位で決まっています。
今回は、本場所の1日のスケジュールとおすすめの観戦タイミングを紹介します。
本場所観戦の前に、スケジュールを把握しておけば、見たいイベントが見れなかった!ということもなくなるはず!
朝8時:寄せ太鼓・開場
本場所が開場になると、呼出が櫓に上って寄せ太鼓をたたきます。
当日券は、9時に販売開始になるため、行列に並んでいると自然と耳に入ってくることでしょう。
8時25分ごろ~ 前相撲
前相撲は、本場所の2,3日前から開催されます。
新弟子が序の口での番付を決めるために挑みます。
8時35分ごろ~ 序の口取組開始
序の口、序二段、三段目、幕下の順番に次々と相撲を取ります。
中日である8日目には、幕下の取組後に次の本場所から序の口にデビューする新弟子を紹介する、新序出世披露と呼ばれる儀式が行われます。
14時15分ごろ~ 十両土俵入り
色鮮やかな化粧まわしを身にまとった十両が登場。
そして、十両がはけると、幕下上位の取り組みが行われます。
幕下上位にもなると、関取が目の前に迫っているため、鬼気迫る取り組みを見ることができます。
14時35分ごろ~ 十両取組開始
幕下の取り組みが終わると、いよいよ関取である十両が相撲を取ります。
十両からは仕切りの待ち時間が3分となり、一番一番がじっくりと行われるため、見ごたえがあります。
15時20分ごろ~ 理事長のあいさつ ※初日のみ
三役以上の力士全員と、相撲協会理事長が土俵上に登場。
本場所開幕のあいさつを行います。
最近では、世相を反映したあいさつ文が読まれるため、ニュースでも注目されています。
15時40分ごろ~ 幕内土俵入り
十両の取り組みが終わると、スター軍団・幕内力士が登場します。
このあたりからは、テレビ中継でもよく放送されていますよね。
15時50分ごろ~ 横綱土俵入り
幕内の土俵入りが終わると、横綱が一人ずつ土俵入りを始めます。
四股を踏む際には、会場内から「よいしょー!」の掛け声が響き、館内のボルテージはさらに高まります。
16時ごろ~ 中入り・顔触れ
横綱の土俵入りが終わると「中入り」という休憩時間に入ります。
そして、中入りになると行司が土俵上に登場し、翌日の幕内の割(対戦カード)を発表します。
なお、十両以下の取り組みが押しており、時間に余裕がないときは顔触れは行われません。
また、千秋楽の割は14日目の結果を見てから決まるため、14日目も顔触れは行われません。
16時10分~ 幕内取組開始
中入り後に、幕内の取り組みが始まります。
幕内の人数が足りない場合は、十両の上位力士と幕内が相撲を取ることもあります。
17時20分ごろ~ 三役そろい踏み ※千秋楽のみ
千秋楽の際には、ラスト3番の取り組みの前に「三役そろい踏み」と呼ばれる儀式が行われます。
最後の3番を務める力士が土俵に上り、そろって四股を踏みます。
いよいよ本場所も大詰め、という雰囲気を感じられる儀式です。
17時50分~ 結びの一番取組開始
一日の最後に行われる一番「結びの一番」が行われます。
基本的には、横綱がとることになっており、一日の最後ということもあって非常に注目が集まり、盛り上がる一番です。
17時55分~18時 弓取式・打ち出し
結びの一番が終わると、幕下力士が登場して弓取式を行い、一日を締めくくります。
千秋楽には、その後に表彰式が行われます。
観戦におすすめの時間は?
本場所の相撲観戦におすすめの時間は、ずばり13時ごろでしょう。
13時ごろであれば、館内の観光をしたうえで、十両の土俵入りや幕下上位の鬼気迫る取組から結びの一番まで、美味しいところを全部見ることができます。
もちろん「推し」の力士がいればさらに早い時間からの観戦も良いですが、ビギナーの場合は13時ごろからなら、見栄えの良い部分をしっかりと観戦できるはずです。